夜のピクニック
女子大生会計士の事件簿〈DX.1〉ベンチャーの王子様 (角川文庫)

夜のピクニック」は、友人と話していた時に話題になったので購入。部屋に帰ってから早速読んでみたけど、評判になるだけあって面白い。内容を端的に言うと、高校が舞台のノスタルジー&青春物なんですが、私の好みもあってかかなりハマりました。登場人物のキャラクターも、個性的だが無理が無く、「あ〜居た居たこんな奴」と納得できる感じです。で、シチュエーションも、「高校の夜の行事なんてこんな感じだったなー」なんて思ったりして。何故かあの雰囲気でしか話せない話題や人とかって確実にあるし、そんなモヤモヤしてるけどワクワクもしてる雰囲気が良く伝わってくる感じです。幅広い年代に受けているのだそうですが、色んな年代の高校生活の最大公約数見たいなものが、この本には含まれているのでは無いでしょうか。

因みに、私も人並みに修学旅行や合唱際(というのがうちの学校にはあった)などの高校行事に参加した訳ですが、結局記憶にあるのは、夜中に女子の部屋でお菓子を食べながら皆と騒いだり語ったりした事くらいです。そもそも修学旅行なんて、どこ行ったかすら覚えてないし。高校の行事なんて、結局それが全てなんじゃないのかね?みんなもそうでしょ?そんなノスタルジーに浸りたい人にはマジお勧めでまあ読んどけと。