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NHKにようこそ! (角川文庫)

本当はSF小説を買いに行ったのですが、在庫切れでしたので、以前から気になっていたこちらを購入してみました。最初の1/3を読んだまでは「げんしけん」系のダメ人間青春ストーリーかと思ったのですが、次第に深く良い話になっていきます。主人公はヤル気無しダメ人間ですが、最終的にダメはダメなりに結論を出す所など、案外泣ける箇所もあり、「ジャンプ系のムダに元気なヒーロー然としたライトノベルはチョット...」なんて人にはお薦め。文体が典型的な新人作家風なので、内容(ダメ人間)には案外マッチしていますが、好き嫌いが分かれるかもしれませんね。